パデル レボテ バンデッハ レマテ ボレー

「結局は身体の反応でしょ」  

パデルに限らず人生の中でスポーツをほとんどしてこなかった人、あるいはスポーツと(真剣に)向き合ってこなかった人というのは、往々にしてこの一言で「スポーツ」というものを括ることが多々あります。

イチローの「(ボール球にも)身体が勝手に反応してしまう」という言葉もありますし、突き詰めていけばこの言葉もある意味的を得ていると言えるのですが、スポーツと真剣に向き合っている人に対してスポーツは「頑張ってなんとかなるもんじゃない」「努力したって無駄」とも取れるような発言をする人というのは、 突き詰めて突き詰めて一周回ってこのような単純化したことに戻って来たわけではなく、ごく浅い意味で言っているであろうことは容易に想像が出来ます。

少なくとも自分自身ではスポーツに真剣に向き合ってきたつもりの私としては、当然のことながらこういった発言をする人が嫌いなのと同時に、もっとスポーツの価値、スポーツをしている人の価値を高めたいと強く思わされます。

自身の身体を意のままに操ることの難しさ、パデルやテニスであればそれに加えてラケットという物体を意のままに操る難しさ。

その動きが自然と出せるようになるまでに反復練習で費やした練習時間。

その技術を使って相手や見ている人をも唸らせる戦術を、自然と繰り出すまでに昇華させた頭脳。

その練習が必要だと感じる洞察力、その練習に時間とエネルギーを注ぐと決める決断力。

出場しなければ「勝ち負け」という判断を下されずに済むのに試合に出る勇気。

こういった背景を知って人のプレーやプロの試合を見るのと、ただ見るのとでは月並みな表現ですが感動がまったく違います。







これらのラリーを見て、「すごーい」の一言で終わらせてしまうような人ではなく、思わず感動の涙を流してしまう人を一人でも増やしていきたいと思います。