パデル コート 東京 スクール コーチ


パデルではいよいよBarcelona Masterが始まります。

テニスのほうは4大大会の一つ、Roland Garrosが始まります。

Roland Garrosはご存知の通りクレーコートで開催される唯一のグランドスラムで、クレーコートならではの戦術や長いラリーなどが随所に見られます。

クレーコートでよく使われる戦術の一つに「ドロップショット」を絡めた戦術があります。

テニスをしてい(る)た人なら言わずもがなですが、ドロップショットは試合においてそう多用するショットではありません。

もちろん自分が得意であったり、相手のタイプによっては打つ回数が多少は増えるかもしれませんが、それでもグラウンドストロークを打つ回数をドロップショットが上回ることはまずありません。

そしてメリットデメリットに関してですが、上手く打てればそのままポイントが取れることもあるが、打ち損じるとたちまち相手のチャンスボールになり、また仮に上手に打てたとしても相手のポジションや予測が良かったりすると、これまた相手にとってチャンスになる可能性が高い。

さらに言えば上手に打つこと自体がやや難しい。

あれ?

これってパデルにおける「スマッシュ」と似てませんか。

私は以前からパデルのスマッシュはテニスのドロップショットと性質が似ていると思っています。

もちろん効果は認めるが多用するショットではない。

もちろん打てたほうが良いが勝つためには(ある程度までは)必須のショットでもない。

競技としてテニスに取り組んでい(る)た選手であれば、当然ドロップショットの練習はしたかと思いますが、フォアやバック、ボレーやサーブなどのショットと比べて練習量はどれぐらいでしたか。

おそらく1時間練習する時間があったら長くて10分、特に目的がなければ5分以下、もしくはその日はドロップショットの練習をしないという日も少なくないと思います。

パデル コート 東京 スクール コーチ


さて、パデルの技術は大きく分けて3つに分かれます。

このピラミッドに当てはめると一番下の黄色の部分が、フォアバックのストローク・レボテ・回転打ち・ロブ・ボレー・バンデッハ・チキータなどが入る「基本ショット」。

真ん中のオレンジの部分にビボラ・サリダデパレッド・パワーボレーなどの「応用ショット」が入り、一番上の赤い部分にはスマッシュやドロップショットなどの「特別ショット」が入ります。

ここで仮説を立ててみたいと思います。

1試合プレーするのに全員で1,600回ショットを打ったとします。

単純にこれを4人で割れば1人400ショット打っている計算です。

この400ショットの内訳としては、

基本ショット320回(80%)
応用ショット60回(15%)
特別ショット20回(5%)

といった感じになります。

この割合はテニスにおいてもだいたい同様ではないでしょうか。

そしてこの400ショットのうち、それぞれのカテゴリで10%ずつミスがあったとします。

すると基本ショットで32本、応用ショットで6本、特別ショットで2本となります。

仮にこの試合に負け、分析してみたところこのような結果だった場合、あなただったらどのカテゴリーのショットのミスを減らそうと思いますか。

もしくはどのカテゴリーのショットを完璧にしようと思いますか。

もちろん自分と相手のレベル差によって割合は上下するとは思いますが、それでも特別ショットと基本ショットの割合が逆転することはないと思います。

これが絶対正しいとは思いませんが、見当違いでもないと思います。

「派手だけど弱い」
「地味だけど強い」

あなたはどちらを選びますか。

最後に一言。

今からパデルを始める若者には「派手で強い」選手を目指してもらいたい。

その可能性を秘めている若いパデルプレーヤーが羨ましい。

羨ましいので、その行く手を阻む「地味だけど強い」選手を目指そうと思います笑


※追記

パデルにおけるスマッシュはスペイン語で「remate」と言い、意味としては「仕上げる・締める・(死にかけている者に)とどめを刺す」などといった意味があるようです。

また、フラメンコでは踊りがクライマックスに近づき、動きが激しく最高潮に達した後に動きをビシッと止めて終える動作のことをremateと呼ぶそうです。


「仕上げる」ということは、その過程があるから「仕上げ」が必要なわけです。

あなたのremateはトドメを刺せていますか。

生き返られたりしてませんか。

あなたのremateは踊りを終わらせることが出来ていますか。

ダラダラと踊りが続いていませんか。