パデル テニス バドミントン スカッシュ


パデルは「テニスとスカッシュを合わせたようなラケットスポーツ」とよく言われますが、少し掘り下げて見てみると、壁際のディフェンシブな状況での技術(や戦術)は「テニス+スカッシュ」で、ネット前での比較的オフェンシブな状況での技術(や戦術)は「テニス+バドミントン」のような気がしています。

パデルを知るにはパデルについて書かれた本を読むのが一番ですが、当然のことながら邦訳された書物はありません。

スカッシュの本も日本には数えるほどしかありません。

一方テニスとバドミントンは書店に行くと沢山出版されています。

テニスとスカッシュの本はある程度読んできましたが、バドミントンの本は一度も読んだことがなかったので、手に取って読んでみましたが難しい難しい。

何が難しいかというと、当然のことながらバドミントンに関しては素人なので、シャセだのドリブンクリアーだのクロスファイヤーだのといった、バドミントン特有の技術用語らが何を意味しているのか全く分からず、技術と名前が自分の中で関連付くまで少し時間が掛かりました。。

こう考えると、パデルを初めてやる人がバンデッハだのチキータだのバハダ・デ・パレッドだのと言われても、目が点になってしまう気持ちよく分かります 笑


さてバドミントンの本を読んでいく中で、パデルと大きく違うところとかなり近いところがありました。

一番違うのは技術。

バドミントンのラケットは90〜120g前後のものがほとんどで、一方パデルのラケットは340〜380g前後がほとんどです。

ちなみにスカッシュは100〜140g前後で、テニスは280〜330g前後です。

お分かりの方もいるかもしれませんが、いろいろ技術的な要素がある中で最も違いが現れるのは「リストワーク」です。

当然のことながらラケット重量が軽い競技のほうが手首を使いやすく(効かせやすく)、重いほうが使いにくくなります。

また、他競技に移行する場合もこのラケット重量が近い競技同士のほうがうまくいきやすい。

ということは、

バドミントン⇄スカッシュ
テニス⇄パデル

バドミントンからスカッシュに移行して強くなった選手の話も聞いたことがありますし、もちろんテニスからパデルというのはよく聞きます。

このラケット重量という視点から考えると、似ている部分があるとはいえ、技術やボールを打つ感覚に関して「スカッシュ→パデル」「バドミントン→パデル」というのは、「テニス→パデル」に比べるとかなり違いがあると思います。

「スイングの速度」がより求められるのか、それよりも「ラケットワークの再現性」が求められるのか。

技術と戦術は密接に関係し合っているので、安易に他競技の要素を取り入れるのは危険ですが、それでもこの本から参考になる箇所が沢山ありました。(どっちやねん!というツッコミが聞こえてきそうです 笑)


* 対人競技であること。相手のショットやコースを予測し、逆に自分は相手に読まれないショットやコースを打つよう心がける。それには読まれにくいフォーム、ラケットワーク、フェイントなどが大切。

* 他のラケット競技に比べて打つ打点が多い。

* ラケット競技の中でもフェイントが多い。ラケットワーク、フォーム、ボディアクション、時間差、それらの複合と5つのフェイントをマスターする。フェイントは相手のフットワークやリズムを崩す高度な技術。

* ゲームの得失点の8割から9割はどちらかのミス。ミスの競い合いという意識を強く持って練習する。

* サービスに変化や威力がない。エースが狙えない。コントロールを磨くことがサービスの唯一の努力目標。

* テニスや卓球よりラリーが立体的。



これらの要素はそのままパデルに当てはめて考えても差し支えないと思います。

やればやるほど奥が深いスポーツ、パデル。

¡Animo!