日本パデルアカデミー

テニスとスカッシュのハイブリットスポーツ、パデル。 パデルは40年ほど前にスペインで生まれたスポーツで、欧州や南米を中心に親しまれており、本場スペインではテニス人口を上回る競技人口をもつ人気スポーツとなっています。 「パデルが上手になりたい」という方のお役に立てれば幸いです。

2017/03

パデル スクール コーチ 試合 padel

すでに日本に帰ってきてしまいましたが笑、引き続きスペイン修行シリーズです。


この写真を撮った頃の週は主にこのメンバーで練習してました。

メキシコ人、スペイン人、ベルギー人、アルゼンチン人、そして日本人の私。

国際色豊か過ぎです。

去年来たときも言われていたことですが、maxiにはことある毎に「DAI、 Intensity!」と言われます。

これは単に「そんなに優しく打たず、もっと強く打て!」というニュアンスもありますし、「プレー全体で醸し出す雰囲気をintensityにしなさい」というのも込められているようで、 これと似たような意味で「DAI、お前はコーチなのか選手なのかどっちだ?もし選手ならそのプレーではダメだ」とも言われました。

指導者としてプレーしてきた時間が、選手としてプレーしていた時間をだいぶ追い越してしまったので、「相手に合わせる」「受け身」「ちょうど良く加減する」といったプレーが無意識に染み付いていました。

というより正確には、スペインに来たことでこういったことに気づいたのですが。

「選手」としてボールを打つことと、「指導者」としてボールを打つことは、ボールに込める意図がかなり違います。 

身近な例で言うと、野球の「ピッチャー」が投げるボールと、「バッティングピッチャー」が投げるボールは明らかに意図が違います。

ピッチャーは打者を「抑えるため」に投げます。

ですがバッティングピッチャーは、「打者を気持ち良くさせるため」に投げます。 

これは良い悪いの問題ではなく、それぞれに求められるピッチングが違うということです。 

相手バッターにポンポン打たれてしまうピッチャー、自チームのバッターが調子を落としてしまうほど素晴らしいピッチングをするバッティングピッチャー、どちらもその立場で求められるものと違うピッチングですよね。
 
ケースバイケースですが、パデル(やテニス)の指導者に求められるのは、多くの場合選手(や生徒)が「ノッてくる」よう打つことです。

パデル選手に求められるのは、相手が「諦める」ようボールを打つことです。

これは真逆に近い技術で、技術的にもそんな簡単ではないのはもちろん、それよりも「気持ちの持ち様」が全く違うので、個人的にはこの気持ちの部分のほうが難しい。

テニスの世界で言うところの「殺し屋」の部分です。

テニスのチャンピオンの多くがこういった精神的要素が強くなるうえで欠かせない、と語っていますが、これはパデルでも同様だと思います。

マザー・テレサの再来と言われるほど本来優しい私には特に難しい 笑

かなり昔、「選手とコーチの二足の草鞋を履くのは大変だよ」と恩師に言われたことがあるのですが、その大変さのもう一つの意味が約20年振りに、しかもパデルを通して気づけ、改めてどちらにも感謝です。

もうしばらくはまた二足の草鞋を履きたいと思っているので、自分の中の殺し屋とマザー・テレサのスイッチを上手に切り替えていきたいと思います。

パデル スクール コーチ 試合 padel

テニスはテニスでチェンジオブペースやアンティシペーションが必要であるが、皮膚感覚的にはパデルのほうがチェンジオブペースがより多く、それに伴いアンティシペーションもより必要な気がする。

パデルは上級者になるとロブ、チキータ、ハードヒットが似たようなフォームから繰り出される。

野球で言うところの「速球が来るかと思いきやチェンジアップ」のような状態が多々ある。

これを脳科学で解明しようという動きがあるらしい。

「チェンジアップはこう打つ」NTTが脳科学で解明へ

記事の中に、『実は、バッターは反復的な練習によって「脳」が身体のコーディネーションを学習し、本人がボールの軌道を知覚するよりも短時間に動いてボールを打っている』という記述がある。

これを理解していない人、もしくは理解していたとしても盲目的に反復練習している人がとても多い。

つまり、「ただの反復練習」をしている人と、「正しい反復練習」をしている人がいるということだ。

イチローが昔調子を落としてるとき、

「頭では(打つのを)やめようと思っているのに身体が勝手に(ボール球)に反応してしまう」 

と言っていましたが、これを修正するのがどれだけ大変か想像もつきません。


パデルが上手になりたかったらまず、比較的正しい努力は何かを探す、次にそれを反復練習する、という過程を踏まなければならない。

何度もイチローの言葉で申し訳ないが、

 「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところに行く、ただひとつの道だと思っています。」

パデルプレーヤーもこの言葉を肝に銘じて努力を重ねていきましょう。
 

パデル スクール コーチ 試合 padel

こっちに来て感じたのは、パデルラケットに関しては特にこのブランドが好まれて使われているというのはないが、シューズに限って言うとかなりアシックスの着用率が高い。

もしかするとWPT№1選手のベラとリマが着用しているというのもあるのかもしれませんし、las rozasにアシックスのファクトリーアウトレットがあるので、近場で安価でアシックスが手に入るというのもあるかもしれませんが笑

日本では機能ということに関しては他メーカーより頭一つ抜けてる感はありますが、これはスペインやヨーロッパでも同様なのでしょうか。

履けばわかりますが、やはり良いです。

ただ一つネックになるのは値段。

コンペティションモデルともなると、ニ万近い金額になるモデルもあります。

安いが劣悪なシューズを履いたことでケガをするかもしれないリスクを考えると、決して高い金額ではないと思いますが、やはり一瞬躊躇してしまいます。


さて、パデルとアシックスということで言えば、やはりベラとリマ。

テニスで言うと最初の画像のゴフィンやこのモンフィス。

パデル スクール コーチ 試合 padel

おそらくアシックスつながりということでしょうが、この二人はパデルもプレーしています。

モンフィスに関してはフランスかどこかのパデルトーナメントに出場し、準決勝まで進出したそうです笑




 こちらのゴフィンはベラと一緒にエキシビジョンかなにかでプレーしています。



この動画を見る限りではモンフィスのほうがパデルに慣れてる感じはしますが、やはり二人とも「テニスプレーヤーがパデルしてる」感じですね。
 

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