日本パデルアカデミー

「パデルが上手になりたい」という方のお役に立てれば幸いです。

カテゴリ: パデル脳

パデル 大井町 コート レッスン

9月8・9日にパデル東京で開催されていたJPT東京オープン2ndステージで優勝することが出来ました。

今回も清立商工所属のAsierと。

これで彼と組んで今年は4大会連続、去年から通算で7大会連続で優勝することが出来ています。

優勝後にも少しスピーチさせてもらいましたが、正直なところ今年の三月に開催された全日本ぐらいまでは二人の個々の技術力で試合をしているようなところが個人的にはありました。

戦術的な要素はあるにはありましたが、セオリー通りのプレーぐらい。

個々に修正し、個々に自分を鼓舞し試合をしていた感じ。

それが3大会ぐらい前から「ペア」として試合に臨んでいるような感覚が出始め、昨日の大会ではかなり良い形でそれが出せるようになりました。

阿吽の呼吸というか、相互依存といったら大げさかもしれないですが、Asierとはそんなようなチームが出来つつあります。

パデルはテニスと同様かそれ以上にラリー中に判断(思考)する時間が少ない。

なのでペアにも意識を向けつつプレーしなければならないというのは苦しい。

ラリー中、「ペアはどこにいるんだろう」「ペアはどこに打つんだろう」というのが気になってしまうようではネットの向こうにいる相手に意識を向けることが出来ない。

また、戦略・戦術を考える際、自分の長所短所とペアの長所短所を踏まえた上で決定しますが、これも「ペアの長所短所が分からない」では決めようがない。(自分の長所短所が分からない人も少なくないが…)

身体の反応に任せてプレーが出来るペアと、一球毎に「判断」しなければいけないペア。

後者が分が悪いのは明らかです。
パデル 大井町 コート レッスン スポル

Asierと組み始めて約1年。

ようやくペアとしてパデルが出来るようになってきていること、ペアでうまくポイントが取れたときの喜びや楽しさなどが理解出来つつあります。

テニスのダブルスでもありましたが、「一心同体」を感じることができるようになりつつあります。

色々な人と組むことで新たな発見が出来たりするメリットもありますが、こういった一心同体を感じることは即席ペアでは難しいように思います。

多くの方にこれからそういったペアを見つけてもらい、一心同体 少女隊を体感してもらえたらと思います。
パデル 大井町 コート レッスン スポル

パデル 大井町 コート レッスン スポル

天皇陛下の心臓手術を執刀した心臓外科医の先生の著書。


10時間以上に及ぶ手術でも疲れない」

とか、


「手術において大事なのは再現性」


など、なるほど参考に出来る点が多々ありました。

なぜ10時間以上に及ぶ手術もあまり疲れないかというと、手術中は頭を使わないからだそう。


手術とは首から下でやるもので、手と脊髄反射の仕事とのこと。
目から入ってきた情報は反射的に手に伝わって、自然と手が必要な動作をする。
頭は他のことを考えていても勝手に手がやるべきことをやってくれる。
ドラムを叩くのと同じで一種の自己運動。その連続で手術が進行する。

手術中やるべきことをいちいち頭で考えながらやっていては、スピードも落ちるし良い手術は出来ない。
手術の大半は“作業”なのだから、頭を使わなくても淡々と手が動いてくれなくては困る。
これは訓練を積み、数多くの手術を手掛けてきた外科医ならば自然と身に付く技。
だから「手術をすると疲れる」などと言うのはまだまだ未熟な外科医。


この言葉はパデルでの「試合」と「練習」にも通ずるものがあります。


他にも、


僕は「結果オーライ」は良しとしない。なぜならそこには「再現性」がないから。
自分が手掛ける手術は、たとえ緊急事態が起こって1の矢が外れたとしても、2の矢、3の矢を放つことが出来るような手術。
毎回確実な結果を出せるような手術をしていく。

“偶然”には「まぐれとしての偶然」と、「準備していたからこその偶然」がある。
野球のバットを振ってボールを打つ。
ただ闇雲に振っていたらたまたま良いところにボールが当たってホームランになった。
これは偶然の産物だが、日頃一生懸命素振りをしていて、あるときたまたま素振りと同じスイングが出来、そこにボールがうまい具合に当たってホームランになった。
これも「たまたま」ということでは偶然の産物だが、前者の偶然とはまったく質が違う。
素振りと同じスイングが出来れば、また同じ当たりが出来る可能性が高い。

この偶然の中には一種の“再現性”がある。
そしてこの再現性の土台になっているのが、素振りという日頃からの地道な努力。
最高の手術もこれとよく似ていて、良い手術をするための努力を惜しまない。
準備を怠らない。
やるべきことを丁寧にやる。
これが外科医にとっての“素振り”。

やろうと思えばこれまでの蓄積だけでも手術は十分に出来る。
だが過去の“貯金”でやりくりするようになったら、もうそこで止まり、進歩はない。
外科医である限り、手術の完成形を常に追い求めて努力していきたい。
そういう青臭い思いを持ち続けていたい。


過去の「貯金」でもパデルは出来る。
でもそこには進歩はない。


「再現性」は私がテニスの頃から大事にしている言葉で、心臓手術の世界でも同じと知り、とても興味深かった。

言われてみれば、確率は低いが奇跡の手術をしてくれるかもしれないお医者さんと、安定して高い確率で手術を成功に導くお医者さん、どちらがいいかと言われたら言わずもがなです。

どの分野でも一回性の出来事というのは人の興味を引きます。

パデル(やテニス)にもそれを求めてしまう魔力があるのは事実。

ですが確率のスポーツと言われるパデル(やテニス)において、その魔力に引き込まれてしまう人が少なくないのがとても残念で、私がロトの剣でも持っていればその魔力を一掃出来るのですが、いかんせん勇者ではないのでそれも出来ず。。


私も私なりの「パデルの完成形」を追い求め、私なりの「素振り」をこれからも続けていきたいと思います。

大井町 パデル001 テニス スカッシュ

テニスからパデルに移行する際、誰もが乗り越えなければならない三つの壁がある。

壁といってももちろんコートの壁のことではない。

まず一つ目は、

「テニスをするかパデルをするか」

ここで“パデルをする”を選んだ人は、二つ目に、

「プレー中壁を使うか使わないか」

ここで“壁を使う”を選んだ人は、三つ目に、

「ロブに対してバンデッハを打つかスマッシュを打つか」

という三つの壁がある。

私も経験したが、どれも何度も「結局テニスしたほうがよくない⁈」という誘惑と闘う必要があった。

テニス未経験者や経験が浅い人にとっては、この誘惑がないか少ないはずなので、その点では迷いなくレボテやバンデッハに取り組める。

この「テニスしたい」という誘惑はいけない!ルナ先生以上の誘惑なのでなかなか抗いずらい。

そういう意味ではテニス経験者にも不利な点はあるのである。

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