日本パデルアカデミー

「パデルが上手になりたい」という方のお役に立てれば幸いです。

カテゴリ: 考え方

パデル テニス スカッシュ 大井町 スポル
テニスの本は今までのテニス本にはあまりない切り口で興味深かった。

トレーナーの方にとっては当たり前であったり必須かと思いますが、選手やコーチも知っておいたほうがいいことがたくさんありました。

僕は短腓骨筋(足裏から腓腹筋につながっている筋肉)が弱いようで、特に左足の短腓骨筋が弱く、年明けにトレーニングを始めたばかりの頃はサイドランジが正しく行えませんでした。

面白いもので、名称が分かり、部位が分かり、正しく鍛える方法が分かるとちゃんと筋肉は発達します。

自分の身体が変わる楽しさ、作る楽しさが少しだけわかるようになりました。

もしかしたら盆栽とかと近いものがあるのかもしれません。

時間をかけて変化と成長を楽しむ。

いつかサンオイルをたっぷり塗りたくったおじいちゃんボディビルダーになってるかも⁈


水谷準の本はこれで2冊目ですが、空気を読まない感じ、本音な感じ、いいです。

かっこいい言葉の連続で、とても参考になります。



試合で勝つために最も大切なことは練習の質であり、戦術と技術

始めたばかりの人や、試合で凡ミスを減らしたいレベルの選手は規則的な練習が有効

自分が取れないようなボールが送られてきたとき、それを喜びに感じるような意識を持つべき

選手としての最終目標は、試合中に無意識に身体が反応すること。才能で身体が反応するわけではなく、訓練によって身体は反応するようになる

頭を使わないから4時間も5時間も練習が出来る

試合に負けて課題が見つかることはあってもバネにはならない

「強気」と「無茶」は違う

メンタルに必要なのは技術。メンタルが強くても技術がなければ試合に勝てない

パデル テニス スカッシュ 大井町 スポル

レッスン中時折、ラリーしている相手に対して「あーごめん、バックに打っちゃった」というセリフを耳にします。

これはテニスのときもありましたが、おそらく「ふつう」のラリーでは苦手なところやバックに打たない、というのが暗黙の了解としてあるのでしょう。

これでは強くなれません。

選手であれば水谷選手の言うように、「私の苦手なバックにたくさん打ってきてくれてありがとう。おかげでバックがたくさん練習出来る」という意識を持つべきです。

海外の選手はこういう部分を持っていると水谷選手も言っていますが、よく分かります。

私もスペインに行った際感じましたが、向こうの選手は私がレボテが出来ないとかそんなのお構いなしにガンガン打ってきます。

自分のことしか考えていないのか、私の苦手なところに打ってくれているのか 笑

でも一方で私の良いショットでやられると、Bienと言ってくれます。

これに慣れると日本での練習のほうが違和感を感じました。

なので日本では可能な限り私が打ちにくいボールを打ってくれ、と練習相手にお願いするようになりました。


テニスでもパデルでも、(暗黙の了解で)相手の苦手なところには打たない、良いショットを打たれてやられた人は相手を褒めるどころか「なんでそんなショット打つんだよ」顔をする人は少なくありません。

何を目的に練習しているのかにもよりますが、少なくとも選手であれば前者の意識が必要です。


スペインで感じた、あの良い緊張感のある練習環境を日本にも根付かせたいなと思います。

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読書欲が止まりません。

アラフォー世代の私にはヨガでお腹をへっこますと言えば、鶴ちゃんではなくやはりヒクソンです。

初めてあれを見たときは衝撃を受けました。


本の帯に「大事なのは勝つことではなく、絶対に負けないこと」ありますが、文中にもヒクソンの父エリオ・グレイシーが息子ヒクソンに、「試合に勝ちたければ、まずは負けないことだ」と言っている場面があります。

昔からこの言葉遊びのようなセリフは耳にしてきましたが、今は実感を伴いつつ納得出来ます。

「次の試合は勝ちにいきます!」

と、

「次の試合は負けないように気をつけます」

どちらが耳障りがいいでしょう。

明らかに前者ですね。

でも隙があるように聞こえます。

そこを強い人は狙ってるんでしょう。


他にもたくさんヒントがありました。


「たとえ自信があってもプレッシャーはなくならない」

「目に見えない技術を知ることは、見えない何かを読み取ることとは違う。目に見えないほどの細かい違いを学ぶことだ」

「試合前、私は相手に対して自分をライオンの状態にする」

「柔術は理解してくると、どこでミスをしたかもわかるようになる。まるで肉体のチェス」


最後の柔術は肉体のチェスというのは興味深かった。

テニス時代、恩師に「テニスは脳の格闘技とも言われているんだよ」と教えてもらったことがあり、そこまで考えてやるものなんだと驚いた記憶がありますが、パデルもそれに近いものがあります。

格闘技ならノーガードで相手に突進していくのが危険なのは誰が見ても明らかですが、パデルになるとそれが分かりにくく、時々横でプレーしていて危な過ぎて思わず顔を覆いたくなるような場面に出くわします笑

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9月も中旬、読書の秋ということで三冊読了しました。

どれも興味深い内容でしたが、中でもカズの言葉がいちばん突き刺さりました。




若々しくはなくとも、生き生きとした選手でいたい

サッカーはミスのスポーツ。点が入るときは必ず相手のミスがある。相手をしっかり崩しての得点なんて何%あるだろう

勝利のためにどうするか。コツコツ積み重ね、続けていることを信じ、繰り返す。それしかない

努力が精神の安定感として実を結ぶ

試合を出来ることがどれだけ嬉しいことか。試合のために練習するのであって、その逆じゃない

サッカーはディテールにこだわるスポーツ。105×68mのピッチで30㎝ほどがものを言う。細かな部分で差が出る

ワールドカップ予選を勝ち抜き、日本が本戦出場を決めた。そして日本全国でサッカーをしている人達に「ワールドカップに出場し、世界と戦う」権利が与えられた。もちろん僕にもその権利はあり、だからその夢を追いかけて頑張れる

サッカー選手はダッシュのタイムが落ちようとも、プレースタイルを変えれば生き残れる。記録のスポーツはそうはいかない

J1の選手よりJ2の選手のほうがたくさん走っているように感じるのは、細部のミスが多いからで、技術が足りない分だけ運動量や頑張りでフォローしなくちゃいけない。選手のポジショニングが良く、球を止める、蹴る技術も高いJ1のほうは動きのムダが少なくなる。ヨーロッパリーグならなおさら

43歳の今でも自分が上手くなれる感覚がある。余裕が出来、頭が良くなったというか。若手のようなスピードではなくても、その若手のスピードを活かせばいい。経験と技と体力、サッカーはそれらすべてを駆使するものだと改めて学んでいる

ボールなしで競争したら二十歳には勝てないのに、ピッチではタイミング一つ、緩急一つで勝敗は変わる

スピードや体格は確かに武器。でもそれがすべてじゃない。大事なのは「サッカーを覚えること」




この本を出した当時のカズの年齢が43歳。

50歳を超えた現在でも現役でプレーしています。

「サッカー」の部分を「パデル」に置き換えて読んでもしっくりくる部分が多々ありました。

パデルも、

ミスのスポーツ
ディテールにこだわるスポーツ
記録では勝敗が決まらない
ポジショニングや技術が必要
タイミングや緩急が大事
自分にスピードがなくてもスピードのあるペアを活かせばいい
スピードや体格も武器になるが、大事なのは「パデルを覚えること」

です。

私も五十路を超えてもWPC(World Padel Championships)を目指す自分でありたいなと思いました。

こう思えるのもJPAがFIPに正式加盟しWPCへの参加が認められたからで、これには本当に感謝です。

次の2020年のWPCは現在パデルをしているすべての人、もっと言えばまだパデルと出会っていない人にも出場するチャンスがあります。

この目標があるのとないのとでは日々の練習に対するモチベーションがまったく違います。

これからもコツコツ積み重ね、続けていることを信じ、繰り返していこうと思います。

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