日本パデルアカデミー

テニスとスカッシュのハイブリットスポーツ、パデル。 パデルは40年ほど前にスペインで生まれたスポーツで、欧州や南米を中心に親しまれており、本場スペインではテニス人口を上回る競技人口をもつ人気スポーツとなっています。 「パデルが上手になりたい」という方のお役に立てれば幸いです。

カテゴリ: 私見

パデル テニス スカッシュ クラウドファンディング
昨日はパデルワンでレッスン、パデル東京で練習&レッスンでした!

パデルワンではJPTチャレンジ大会優勝を目標に頑張っている方々のレッスン。

今年も試合に参加する新しい選手が増え、ダンロップジャパンパデルツアーさらに盛り上がりそうです。


レッスン終了後、ランチは瀧田盛りで有名?!なお店へ。

量もすごいですけど、何よりこういうお店を見つけ出す彼女の嗅覚がすごい(笑)


そしてパデル東京に移動ししばらく練習していると、どこからともなく鳥だ、飛行機だ、スーパーマンだ、の言い方で、

「アジアチャンピオンだ!」

の声が。

ふと横を見ると、小学生の男の子二人。

かなり照れましたが、何で知ってるの?と聞くと、「ふれあい祭りでマイクの人が言ってたじゃん!」と言われ、その後もじーっと練習しているところを見られ、このときふと、プロスポーツ選手がよく言う「子供のお手本になれるよう頑張ります」とか「子供たちに夢を与えたい」というセリフの意味がほんの、ほんの少しだけ理解出来ました。

今まではそういった選手たちのその言葉はメディア向けの常套句なんだと思っていましたが、あんな純粋な眼でアジアチャンピオンだなんて言われたら、自然とそれらしく在りたいと思いましたし、そのイメージを壊したくないと自然と思いました。

「勝つことにも責任が伴う」なんてまるで実感がなかったですが、こういったことが現実に身の回りに起きつつあることを考えると、意識しなければいけないなと感じています。

本当は「世界の盗塁王」こと福本豊のように、「そんなんもろたら立ちションできなくなる」といって国民栄誉賞を辞退するぐらいのワイルドさが欲しいところですが、そんな度胸はありません。


福本豊つながりでいうと、

アナウンサー「盗塁成功の秘訣はなんですか」
福本豊   「まず塁に出ることやね」

このやり取りが大好きです 笑

「パデルの秘訣は何ですか」
「まず相手コートに入れることやね」

いつか私もこのやり取りをしてみたい 笑


冗談はさておき、

恥ずかしいと感じることから進歩は始まる
地位が人を作り、環境が人を育てる

野村監督のこの言葉は今の私には言いえて妙です。


こんな日はこの曲が聴きたくなります。

パデル テニス スカッシュ 大井町 スポル
松岡修造さんはテニスには「楽しむテニス」と「世界を目指すテニス」の二種類があるとよくおっしゃっています。

楽しむテニスでは問われないけど、世界を目指すテニスでは問われることがあると言います。

先日の引退会見でイチロー選手は、

「18、19歳の頃は1軍に行ったり、2軍に行ったり。そういう状態でやっている野球は結構楽しかった。94年、仰木監督と出会って、レギュラーで初めて使っていただいて、この年まででした、楽しかったのは。その頃から急に番付を一気に上げられて、それはしんどかった。やはり力以上の評価をされるのは、とても苦しい。そこから純粋に楽しいということは、もちろんやりがいがあって、達成感を味わうこと、満足感を味わうことはたくさんあった。しかし、楽しいかというと、それとは違う」

と言っていました。

テニスや野球のようなメジャースポーツではない場合はどうか。

セパタクローという「先輩」の言葉です。

セパタクローは日本ではまだメジャースポーツとは言えませんが、東南アジアではメジャースポーツだそうで、パデルも日本ではまだまだですが、ヨーロッパや南米ではメジャースポーツ。

共通点がありそうです。

「日本代表になりたい……」セパタクローに転向「それぞれの理由」 日の丸を背負って見えた風景とは?

「試合の結果だけでなくそれまでのプロセスや、その試合で勝利する一瞬のために積み上げてきたものがあって、それを試合で表現することで、その姿にお客さんが共感したり自分を重ねて感動させられることができると思っています。(中略)トップクラスのプレーをし続けることが日本代表の役割だと思っています。見ていてすごいな、かっこいいなと思ってもらえるために良いプレーをし続けること。それだけではなく代表選手はそのスポーツ自体の普及のために自分たちで発信することを率先してやるべき立場だと思います。また競技のトップ選手になるので、プレーもさることながら人間としての立ち振る舞いも見られてくるので人としても成熟し、その姿も人に見せて行きたいと思います」
パデル テニス スカッシュ 大井町 スポル
プロセスも必要
結果が大事
良いプレーをすることは当たり前
普及のために自ら発信
成熟した人間であること


これらのことが「日本代表」には求められるとセパタクロー先輩は言っています。

こうなってくると「楽しむ」という次元ではなくなってくるように思います。

パデル女子日本代表監督の玉井さんも、「エンジョイパデルではよくても、日本代表のパデルではよくないことがある」とおっしゃっていました。


よく様々な競技の日本代表の選手が、

「今度の試合は楽しみたいと思います」

というような発言を会見等でしているのを耳にしたことがありますが、先ほど挙げた「プロセスも必要・結果が大事・良いプレーをすることは当たり前」を踏まえたうえで楽しむと言っているのですから、それまでに積み重ねてきているものが垣間見えます。

結果を出すことだけでいっぱいいっぱいになりそうなところで、楽しみたいと言える選手に私もいつかなりたい。


長くなりましたが、日本代表になるということは「失うものがあるから手に入れるものがある」ということです。

28年前のちょうど今日発売されたリンドバーグの名曲、GLORY DAYSの歌詞の意味がやっと分かりました。

パデル 大井町 コート レッスン スポル

「パデルって楽しいですよね」

パデルを始めて以来、本当によく聞かれる。

パデルは楽しい、本当に楽しい。

この楽しさが多くの人に伝わってくれているのを目の当たりにすると、本当に嬉しい。


でもふと考えることがある。

今目の前の人が言っている「楽しい」と、私の感じている「楽しい」は一緒なのだろうか。

これはテニスのときから時折感じていたことで、安易に「そうですね」と答えていいのかどうか躊躇するような時期もあった。

今は、私がパデルと出会った頃に感じていた「楽しさ」を、今この目の前の方も感じているのだろうと想像し、そうですね、楽しいですよねと答えている。


さて、タイトルにあるワインだが私はまったく飲まない。

美味しさがわからないので飲みたいとも思わない。

こう言うと、「それは美味しいワインを飲んでないからだよ」と必ず言われるが、私に言わせればミニッツメイドのグレープ味のほうがよっぽどブドウを感じれて美味しい。

ワイン通の人を見ていると、産地や年代、一緒に食べる食事等にこだわりがあり、側からその光景を眺めていて私にはとても「楽しそう」に映る。

逆にその人たちからすると、私はワインを全然「楽しんでいない」ように映っているのだろう。

ワイン通は赤・白、ぶどうの種類、産地、年代などによって味の違いなどを楽しむという。

私はそういったものを十把一からげにして「ワイン」としか認識していない。
パデル 大井町 コート レッスン スポル
なぜこんな話をしたかというと、パデルやテニスでもこれと同様のことが起こるからだ。

パデルはプレーするうえで技術的な容易さがアドバンテージとなり、老若男女多くの人が楽しめるスポーツである。

テニス経験者ならすぐに、そうでない人でもある程度プレーすれば楽しめる。

(壁を利用せず)相手コートに返すだけなら人によってはその日のうちに、しかもそれだけでも十分楽しい。

でも壁を利用できるようになるともっと楽しい。

バンデッハなどのパデル特有のショットも出来るようになるともっともっと楽しい。

そしてパデルの戦略や戦術なども理解し、実践出来るようになると更に楽しさが増す。


テニスの時代からそうでしたが、私はテニスやパデル含めスポーツというのは、「出来ること・知っていることが増えれば増えるほど楽しみが増え(そして勝て)る」と感じています。

「でもそんないろんなこと出来なくても知らなくてもパデルは楽しい」という意見も分かりますし、実際そういった一面もあると思います。

私のワインと同様、こういった人たちのパデルもパデルであり、こういった人たちの「楽しい」も本当に楽しいのだと思う。

が、やはりそれはパデル(スポーツ)の一面しか見ていないように思います。

山口百恵の言うようにさよならにも向こう側があるのですから、パデルやテニスにも「向こう側」があり、そこには深みのある「楽しさ」が待っています。

ただ、そこに到達するには何度も何度も反復して各技術を習得、そしてそのスポーツを理解するという過程が欠かせません。

そんなの面倒くさいし、そもそもパデルにそんなことまで求めてないよ、という方も多いと思います。

私もワイン通の方に、「葡萄の向こう側を知ったほうがいいよ」と言われたら大きなお世話だと感じますから。

だから強要は出来ませんが、 簡単に楽しめるパデルにも 奥深さがあると教えてくれたのはあなたでした といつか言われてみたい。

私もいつかワインを嗜む日が来るのではないかと思っていますが、こうしてファンタグレープを飲みながら記事を書いているうちはまだまだ遠いなと思います。

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