ジェイソン・ボーン

「ボーン」シリーズとしては5作目の今作も安定の面白さだった。

個人的には1作目から変わらないテーマソングがどこで流れるかをけっこう気にしていたのだが、今回はそこだけがやや消化不良だった。

これまではとても気持ち良い場面で流れていたのでちょっと残念。

ジェイソン・ボーンも良かったが、それ以上に良かったのが「シーモアさんと、大人のための人生入門」。

イーサン・ホークが好きなので出演している映画はほぼ観てきているが、今回はイーサン・ホークが主演ではなく実在するピアノの先生が主役で、しかもドキュメンタリーという異色作。

人にものを教えるということ、一つのことに情熱を傾けるということはどんなことなのか。

生き方や仕事について考えさせられました。

「人にピアノを教えるときに何を意識しているか」という問いに対しての答えが私の心をとても元気にしてくれました。(どんなことを言ったかはぜひ映画をご覧ください)

これぐらいの年齢とキャリアの人になると、アドバイスが抽象的で掴みどころのないものになったりしやすいのですが、(もちろん言葉にできない表現の部分は抽象的でしたが)極めて明確にアドバイスをしていたのも少し新鮮でした。

人を「育てる」とか、「変える」なんて大それたことはできないけど、何かを「考えさせる」「感じさせる」ことはできるかもしれないと思えた作品でした。