日本パデルアカデミー

テニスとスカッシュのハイブリットスポーツ、パデル。 パデルは40年ほど前にスペインで生まれたスポーツで、欧州や南米を中心に親しまれており、本場スペインではテニス人口を上回る競技人口をもつ人気スポーツとなっています。 「パデルが上手になりたい」という方のお役に立てれば幸いです。

タグ:パデルルール

パデル テニス スカッシュ 大井町 スポル
松岡修造さんはテニスには「楽しむテニス」と「世界を目指すテニス」の二種類があるとよくおっしゃっています。

楽しむテニスでは問われないけど、世界を目指すテニスでは問われることがあると言います。

先日の引退会見でイチロー選手は、

「18、19歳の頃は1軍に行ったり、2軍に行ったり。そういう状態でやっている野球は結構楽しかった。94年、仰木監督と出会って、レギュラーで初めて使っていただいて、この年まででした、楽しかったのは。その頃から急に番付を一気に上げられて、それはしんどかった。やはり力以上の評価をされるのは、とても苦しい。そこから純粋に楽しいということは、もちろんやりがいがあって、達成感を味わうこと、満足感を味わうことはたくさんあった。しかし、楽しいかというと、それとは違う」

と言っていました。

テニスや野球のようなメジャースポーツではない場合はどうか。

セパタクローという「先輩」の言葉です。

セパタクローは日本ではまだメジャースポーツとは言えませんが、東南アジアではメジャースポーツだそうで、パデルも日本ではまだまだですが、ヨーロッパや南米ではメジャースポーツ。

共通点がありそうです。

「日本代表になりたい……」セパタクローに転向「それぞれの理由」 日の丸を背負って見えた風景とは?

「試合の結果だけでなくそれまでのプロセスや、その試合で勝利する一瞬のために積み上げてきたものがあって、それを試合で表現することで、その姿にお客さんが共感したり自分を重ねて感動させられることができると思っています。(中略)トップクラスのプレーをし続けることが日本代表の役割だと思っています。見ていてすごいな、かっこいいなと思ってもらえるために良いプレーをし続けること。それだけではなく代表選手はそのスポーツ自体の普及のために自分たちで発信することを率先してやるべき立場だと思います。また競技のトップ選手になるので、プレーもさることながら人間としての立ち振る舞いも見られてくるので人としても成熟し、その姿も人に見せて行きたいと思います」
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プロセスも必要
結果が大事
良いプレーをすることは当たり前
普及のために自ら発信
成熟した人間であること


これらのことが「日本代表」には求められるとセパタクロー先輩は言っています。

こうなってくると「楽しむ」という次元ではなくなってくるように思います。

パデル女子日本代表監督の玉井さんも、「エンジョイパデルではよくても、日本代表のパデルではよくないことがある」とおっしゃっていました。


よく様々な競技の日本代表の選手が、

「今度の試合は楽しみたいと思います」

というような発言を会見等でしているのを耳にしたことがありますが、先ほど挙げた「プロセスも必要・結果が大事・良いプレーをすることは当たり前」を踏まえたうえで楽しむと言っているのですから、それまでに積み重ねてきているものが垣間見えます。

結果を出すことだけでいっぱいいっぱいになりそうなところで、楽しみたいと言える選手に私もいつかなりたい。


長くなりましたが、日本代表になるということは「失うものがあるから手に入れるものがある」ということです。

28年前のちょうど今日発売されたリンドバーグの名曲、GLORY DAYSの歌詞の意味がやっと分かりました。

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「あの選手上手い(巧い)よね」


パデルに限らず様々なスポーツでこのセリフはよく聞く。

だが、この場合の「上手い」は、人によって何を指しているのか異なる場合がある。

技術(スキル)を指している場合もあれば配球などの戦術を指している場合もあり、人によってはプレー全体を見て“なんとなく”上手いと感じている場合もある。

だがスポーツ科学の世界では「上手い」の定義は決まっていて、

環境(状況)把握予測能力
正確さ
素早さ

この3つの要素に長けている人のことを上手いと呼ぶそう。

この3つに優劣はなく、どれが欠けてもダメで、パデルではこの中でも特に「正確さ」の重要度が高いような気がしている。

ここでいう正確さとは、いわゆる「(ボール)コントロール」のことではない。

ここでの正確さとは、

グレーディング能力
タイミング能力
スペーシング(ポジショニング)能力

これらの要素が「正確」であるかということ。

ある本の中に、

「人間は適切な力を予測してから運動を起こす。この調整は、それまでの経験を基にした状況把握能力の予測が強く関わっている。そして一度筋力を発揮したら、筋からの情報を確認しながらグレーディング、タイミング、スペーシングを再調整し、巧みな動作を再構築していく。そしてその動作を繰り返し練習することによって予測、正確さ、素早さの精度を上げていく」

とある。
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ここで興味深いのが、予測が2種類あること。

平たく言ってしまえば戦術的な予測と技術的な予測とがあり、どちらも「上手」にプレーする上で欠かせないものだということ。
 
これまたどちらかが長けていてもダメで、相関関係にあるということ。

 ではこれらの予測力を高めるにはどうしたらいいのか。

一つは上手なプレーヤーの試合を観ること。

プロの試合でも構わない。

そしてもう一つはやはりパデルコートでたくさん練習すること。

そうすることで予測するための「材料」がどんどん頭の中に蓄積されていく。


なんだ、結局練習するしかないのか
そっか、練習してれば身につくのか


どう捉えるかはあなた次第ですが、イチロー選手は引退会見でこう言っていました。

「少しずつ積み重ねていくこと。それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく」

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ご存知の方も多いかと思いますが、学習には5段階のレベルがあると言われています。


①自分が知らないということさえも知らないし分からない、そして出来ない状態

②それを知ってはいるが出来ない状態 

③意識すれば出来るが、意識しないと出来ない状態

④意識しなくても出来る状態

⑤無意識に出来ることを人に教えられる状態

 

スポーツを例に、かなり大雑把に分けるとしたら①〜③は愛好家、④が選手、⑤が指導者といったところでしょうか。

自分が今どの段階にいるのか、客観的に自分のことを把握しておくというのは、上達するうえでは絶対に欠かすことの出来ない要素です。

私にもまだまだ②や③の部分がたくさんあり、①の部分もかなりあると思います。

知っている、分かっている部分に関しては少しでも早く④の段階に、そして最終的に⑤の段階へと持っていきたい。

(上手くなりたいと思っている)愛好家にとってのゴールは④だが、指導者にとってのゴールは当然だが⑤である。

選手と指導者の「二足の草鞋を履く」ということがいかに大変かが分かる。

指導者はある程度のレベルまで自分の技術やプレーを高めることが必須で、そこからさらにもう一山超えなければいけないからだ。

私個人のことで言えば、油断するとすぐ脱げてしまいますが、脱げないようにそーっと歩きながらなんとか二足の草鞋を履こうとしているところです。

アトランタ五輪での有森裕子の気持ちがよく分かります笑

パデル テニス スカッシュ 大井町 スポル

ダイエットをしようとトレーナーの元を訪れたら、トレーナーがぽっちゃりしていた

料理教室に通ったら、先生がレシピ本を見ながら作っていた


こういった指導者の言うことを素直に聞くのは難しい。 

あなたは今どこにいますか。

どこに行こうとしていますか。 

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