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▼まずは大義名分から
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パデルを始めてからもう何年も経ちますが、振り返ると自分の中で「行動(挑戦)期」と「足踏み期」があったなーと感じています。
良くも悪くも行動すると動いていなかったときには得られなかったデータや反応が得られます。
そのデータ自体にはおそらく良い悪いはなくて、そのデータや反応を踏まえて次どんな行動をするかが大事なんだろうなと思っています。
行動する度に「なるほどねー。そうそうこんな感じこんな感じ」というような気持ちになります。
凹むこともガッツポーズ作りたくなるような反応もどちらもあります。
そのデータのおかげで自分の「好き嫌い」や「合う合わない」がはっきりしてくるので、困ることもありますが自分の輪郭がはっきりしてくるという点ではとても役立っています。
私には「日本をパデルの強い国にしたい」という想いが結構マジであります。
#壮大すぎる
#テニパデラボメンバーの人は耳にタコ出来てる
それを達成するために必要なことはいろいろあります(本当にいろいろあると思います)が、私が関われると思うのは「国産の良いコーチの輩出」と「草の根レベルの競技力の向上」かなと思っています。
国産の良いコーチが草の根レベルで良い指導をしていれば、強い選手は自ずと芋づる式に生まれ続けると結構本気で思っています。
もちろん良いコーチがトップレベルで良い指導をしたら強い選手は生まれますが、それだけだと選手層が薄くなるので草の根レベルから良いコーチが指導したほうがいいと思っています。
元中日の落合監督が「良いコーチは一軍じゃなくて二軍に置いたほうがいい」と言っているのも、おそらくこういった理由からだと思います。
#聞いてないけど
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▼マインドセットを変えれたらいいな
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私はこれまでパデルをしていて、人に勇気や感動を与えようなんて思ってプレーしたことはないし、そもそもそんな大それたことは口にできません。
#それは人が決めるもの
とはいえ間接的にでも自分のしたことが誰かの参考になったり、誰かの背中を押すものになっていたとしたらそれは本当に本当に嬉しい。
コロナ禍とこのキャラじゃなかったら、イタリア人に負けるとも劣らないくらいのハグをする勢いで嬉しい。
ありがたいことにこれまで感謝の言葉を何度かいただいていますが、正直そういうときはとても恐縮してしまいます。
本音はただただ「パデルが知りたい、上手になりたい」で、人のことなどまったく考えていないからです。
#言っちゃった
それでも最近感謝されたり相談されたりする中で、「これじゃいけない、もっとまともな理由考えないといけない」と思うようになりました。
で、決めました。
私が挑戦したり行動したりする理由を「人のマインドセットを変えたいから」にすることに今決めました。
#かっこいい理由見つけた
#かっこ悪いから誰にも言わないでくださいね
人には、「人ができたことは自分もできる、人ができないことは自分もできない」と考える性質があるそうです。
そしてそれは同じグループに所属している人ができたりできなかったりした場合によりそう捉える傾向があるそうです。
私が所属しているグループは、
アジア人
日本人
40代
中肉中背
元テニス
といったところでしょうか。
どうですか。
「俺にもできそう」「私にもできそう」って思えてきませんか。
「庄山さんにできるなら俺も全然余裕でできるな」って思いませんか。
#声には出さなくていいですよ
#心の中に留めておいてください
マインドセットが変わったことによる好例として100m走の日本人記録でよく言われていた「10秒の壁」があります。
1998年に伊東浩司選手が10秒00を出してから桐生祥秀選手が日本人初となる9秒98を出すまで19年かかっています。
ですが次に「夢の」9秒台が出たのはわずか2年後です。(サニブラウン選手の9秒97)
そしてまたその2年後には山縣亮太選手が9秒95というタイムで日本記録を更新しています。
もちろんマインドセットの変化だけではないとは思いますが、19年間破られていなかった記録が2年であっさり塗り替えられるというのは、「あいつにできるなら俺にだって」とマインドセットが変わったと思うほうが自然です。
たまたまだと思う方もいらっしゃるかと思うのでもう一つ事例を挙げると、昔中距離走界に「4分の壁」というのがあったそうで、その壁はエベレスト登頂や南極点到達より難しいとされていたそうです。
4分の壁を誰も突破できずに二十数年経ったのち、バニスターという選手がついに3分台に到達し世界記録を更新したそうです。
そしてその約一ヶ月後にバニスターを上回るタイムを叩き出す選手が現れ、さらにその三ヶ月後にその記録も別の選手に抜かれます。
タイムリーなところで言うと、スピードスケート女子1000mで金メダルを取った高木美帆選手が、
「ヨハン(コーチ)が練習中にボソッといった“同じ人間ができていることなのに、なんで自分はできないと思うんだ?”という言葉がずっと心に残っていた」
という話がありましたが、これなんかもまさにです。
#コーチを信頼しているというのは大前提
パデル界でもつい先日冨田一輝選手が日本人として二人目のWPT出場を果たしました。
日本人初となるWPTでの勝利までもう少しというところでした。
#内容は本人に聞いてみないとわからないけど
私がWPTに初めて出場したことで「あ、日本人でも出れるんじゃん」となり、富田選手が接戦まで持ち込めたことで「あ、日本人でも頑張れば勝てるんじゃん」となりました。
その証拠に若い選手と話していると割と頻繁にWPTやFIP等の海外のツアーの話になりますし、相談もされます。
3年前にWPTに出たとき、「どうやってWPT出たんですか?」と聞いてくる選手はほほ皆無でしたが、去年2回目の挑戦をしてからは聞いてくる選手が増えました。
他人事から自分事になったんだと思いますし、マインドセットが変わったのではないかと思います。
#挑戦する人みんな好きです
現在パデルツアーが乱立状態で今後どうなるかは分かりませんが、おそらく1、2年以内には日本人が海外のパデルツアーに出てることも勝利することも特段驚くことではない状態になるのではないでしょうか。
#なってなかったらこの話は忘れてください
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▼その「声」は内側から?外側から?
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最近話を聞いている中でよく聞くメンタルブロックの中に以下があります。
「もう年齢も年齢だし」
「パデル始めたの遅いし」
「仕事やりながらじゃ無理だし」
「パデル選手じゃ稼げないし」
個々人の事情もあるし考え方も価値観もあるのでどの判断も良い悪いとは言えません。
が一つ聞いてみたいのは、自分とほぼ同じ状況(グループ)の中から自分が到達したい目標をクリアーしている人がいたらどう感じるか。
「私にも行けんじゃね?」
こう思うんじゃないでしょうか。
てことは極論ですがマインドセットを変えれば大体の目標なんてクリアできるような気もしてきます。
周りにいませんか、自分がやりたいことをすでにやっている人。
#あなたも悩んでいるとは思う
#でも前例のない状態でトライした先駆者のほうがおそらく怖かったはず
いろんな選手の話を聞いていて思うのは、大なり小なりメンタルブロックがあること。
良く言えば自分を客観的に見えているというか、賢いというか。
そこで自分はどうだったかと振り返ってみると、私は自分がやりたい、ワクワクが止まらないと感じたものに対してだけはマインドセットそのものがない気がしました。
邪魔するものがない感じです。
それしか見えないといいますか、夢中になってしまうというか。
#THE単細胞
#そのせいで周りの人に迷惑をかけることがあるのが最大の難点
自分がやりたいことを俯瞰して見てしまうと当然ですがのめり込めません。
経済的合理的なことしかしない、不要不急なことはしないとなると、パデルに限らず大概のスポーツやプレーヤーはプレーしないほうがよくなります。
#食べて寝てうんちするだけの毎日になります
最後になりますが色々悩んでいる人は、
「自分のやりたいことをすでにやっている人がいたら私はどうするか」
「そのメンタルブロックは自分の経験から来ているのか、それとも外野の声か」
を一度自問自答してみてください。
Vamos tu puedes!!