日本パデルアカデミー

テニスとスカッシュのハイブリットスポーツ、パデル。 パデルは40年ほど前にスペインで生まれたスポーツで、欧州や南米を中心に親しまれており、本場スペインではテニス人口を上回る競技人口をもつ人気スポーツとなっています。 「パデルが上手になりたい」という方のお役に立てれば幸いです。

タグ:日本代表コーチ

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初めて知ったこと、背中を押してくれたもの、間違いを正してくれたものなどがありました。

究極の鍛錬の中の、

「コンフォートゾーン・ラーニングゾーン・パニックゾーン」という考え方や、

「究極の鍛錬」の定義の、 

①教師により体系的に構築されている
②何度も繰り返すことが出来る 
③継続的にフィードバックを受けることが出来る 
④精神的にはとてもつらい
⑤そして、あまりおもしろくない

はとても合点がいきました。

そして汎用的な才能や能力といったものはなく、その分野に関しての「極端なまでの知識」が達人を作り上げるというのも、以前にも増して腑に落ちました。

自問自答が大切ということも改めて確認出来ましたし、情熱は生まれつきのものではなく努力して身に付けるもの、という素晴らしい言葉もありました。

一方で、

「早く始めれば始めるほどよい」
「偉業を成し遂げるうえで(家庭)環境は重要」
「乗数効果」
「ちょっとした優位性がのちのち大きな違いを生む」

ともあり、偶然や思い込みも達人になる要素の一つで、努力こそがすべてとも言っていませんでした。

ただ最終的には、

自分が本当に欲しいと思っているものはなにか、という「自分を知る」作業

そしてその分野で達人になるためには、(生まれ持った才能がすべてを決めるのだという迷信を信じるのではなく)「自分を信じる」という決意や覚悟があるかどうかのほうがはるかに大事、と心の底から思えるか

ということが重要と説いていました。

何を信じるか
何を信じるかを決める

読後、この二つはうまくいくかいかないかを分ける大きな要素だと、以前にも増して思うようになりました。

また一つ点と点が繋がりました。

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「だってこれ(テニスのとき)1万時間くらい練習したもーん!」

このセリフは、先日パデル女子日本代表の選手の練習を見る機会があり、Bajada de paredの練習をしているときにある選手が言った言葉である。

ここでいう“これ”とは、Bajada de paredを打つときの動作の一部分のことで、この動作はテニスでは必要な動作だがパデル(レボテ)では不必要な動作のことで、テニス(のグラウンドストロークを打つ際)では無意識に出来るようになるまで9割以上の選手が目指す動作のことを指している。

グラウンドストロークが得意であった選手であればあるほど身体に染み付いている動作なため、パデルに転向後は意識的に修正し、パデルに適した新たな身体感覚を獲得していかなければならない。

先ほどの「だってこれ1万時間くらい・・・」というセリフを聞いたとき、彼女のキャラクターも相まって和やかな空気になったが、私はどことなく感心してしまった。

というのは、おそらくその彼女は誇張ではなく実際にそれぐらいの時間練習している可能性があると思ったからだ。

1万時間練習するのにどれぐらいの日数になるかというと、仮に1日2時間、1日もサボらずに毎日続けたとする。

そうすると約14年かかる。

これは小学校3年生(8歳)からテニスを始め、大学卒業するまでテニスをしていた人と同じくらいの年月である。

テニスが強かった選手でこういった経歴の選手は珍しくないので、そう非現実的な数字でもないように思う。

テニスとパデルは「違うスポーツ」だというのが私の認識だが、そうはいってもこの二つに共通項はいくつもある。

テニスで培った土台(基礎)すべてをそのままパデルの土台として置き換えることは出来ないが、テニス時代に1万時間費やした選手がパデルを始めた場合、そうでない人に比べたらパデルの土台もある程度しっかりしているというのは容易に想像が出来る。
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最近読んでいる本に面白いことが書いてあった。

以下に抜粋する。


音楽学校のバイオリニストたちを「最高」「より良い」「良い」にわけ、何がその違いを生み出しているか詳細なデータを取る研究が行われた。
違いがみられたものの一つに、一人での練習時間が「最高」「より良い」のグループは一週間平均で24時間だったが、「良い」のグループは9時間しか練習していなかったことが挙げられる。
「良い」と「最高」「より良い」の違いがなぜ生まれるかは分かった。
“練習の効果は累積で生まれる”と仮定すると、「最高」「より良い」と「良い」を分けるものは何なのか。
そこですべての被験者にバイオリンを始めてからこれまで、毎年一週間にどれだけ練習していたか、概算を出すよう求めた。
すると、18歳に達するまでに「最高」のグループは平均で7410時間練習しており、 「より良い」のグループは5301時間、「良い」のグループは3420時間練習したことが判明した。


もちろん、“努力すること”は必要条件であり、絶対条件ではない。(無駄な努力もあるからだ)

だが、正しい努力を積み重ねていった場合、その量が多いほうがより「最高」に近づける可能性が高いというのは言うまでもない。

となると、日本や日本人がスペインやアルゼンチンなどの「最高」に追いつくにはまだまだまだまだ時間はかかるが、着実に積み上げていくことで少しづつだが着実に近づいていけるのは間違いない。

科学的にも証明されつつある、「努力に勝る才能なし」を信じてこれからもコートに足を運びたいと思う。

Trabajo torabajo y torabajo.

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