パデルの練習で必要なのは量か質か

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今この本を久しぶりに読み返しています。

ロッド・レーバーとは

ロッド・レーバーをご存知ない方も多いかと思うので、さらっとご紹介すると、

⚫︎グランドスラム優勝回数: 通算11回(シングルス)
全豪オープン: 3回(1960年、1962年、1969年)
全仏オープン: 2回(1962年、1969年)
ウィンブルドン: 4回(1961年、1962年、1968年、1969年)
全米オープン: 2回(1962年、1969年)

⚫︎年間グランドスラム達成:
史上唯一の選手として、**2度の年間グランドスラム(1962年、1969年)**を達成。(これは「同一年に全てのグランドスラム大会を制覇」という、極めて困難な偉業)

⚫︎ツアータイトル:
キャリアを通じて200以上のタイトル獲得(テニス史上最多)※オープン化以前の非公式の時代も含める)

キャリア勝率:
⚫︎約80%(公式戦の勝敗記録:794勝201敗)

他にも、

グランドスラム決勝進出回数: 17回(11勝6敗)
ウィンブルドンでの通算勝利数: 31勝2敗(非常に高い勝率)

など、数字だけでも大変素晴らしい選手ということが分かります。
特に「年間グランドスラム達成」は1968年のオープン化以降レーバーを除いてまだ誰も達成していません。(女子はシュテフィ・グラフが1988年に達成)

そのような偉業をレーバーは2回達成しているのです。

それだけではありません。

その「2度」というのは1962年と1969年です。

24歳のとき一度目を達成し、31歳で二度目を達成しているのです。

1967年までテニス界ではプロ・アマの規定があり、プロはグランドスラム等の大会に出れませんでした。
レーバーは1963年にプロに転向したため、オープン化していない1967年まではグランドスラムには出場できていませんでした。

今と昔を単純比較はできませんが、現在テニスプレーヤーのピークは24〜32歳と言われています。

とするとですよ、もしかしたらレーバーはグランドスラムに出れなかった1963〜1967年の間にもう一回か二回グランドスラムを達成できていたのではないか、というのがテニス界の有識者の間でよく議論されているんです。

ボルグ、サンプラス、フェデラー、ナダル、ジョコビッチでさえも達成したことのない偉業を二度も、しかも20代と30代で1回ずつ達成するという。

レーバーのこの「普遍的な強さ」に惹かれます。

若い頃恩師から聞いたレーバーの話は宝物です。
当時恩師が働いていたテニスクラブでレーバーも練習していたそうなのですが、そのときレーバーは「○○だった」という話は本当にプライスレスです。

ロッド・レーバーを倒す方法

興奮し過ぎて前置きが長くなってしまいました。

肝心のレーバーを倒す方法ですが、これは彼自身が教えてくれています。

もしあなたが本当にテニスに打ち込む気があり、私と同じようにコートで2万2000時間を過ごす覚悟ができていれば、私に追いつき、私を破ることも不可能ではない。

この発言をしているときがおそらく31歳で、そのとき自分のテニス歴を20年以上と答えています。
仮にレーバーが8歳からテニスを始めたとするとテニス歴は23年。

23年×365日=8395日

この日数で2万2000時間練習しようとすると、1日に2.5時間ほど練習する必要があります。

土日関係なく毎日です。

でもこれ人によっては「全然難しくない」と感じるかもしれません。

「だって毎日2.5時間練習するのを23年間続ければ年間グランドスラム2回達成出来るんでしょ、賞金にしたらトータル約36億円、やるやるー!」

という人もいるのではないでしょうか。

一方で練習時間と日数の話をしたときにムリムリと思った人もいるかもしれません。

というよりそう思った人がほとんどだと思います。

他には「その練習時間や期間を半分にするコスパのいい方法はないかな」と考える人も少なくないかと思います。

量より質か、質より量か

こういった話をすると必ず現れるのが「量より質っしょ」派の方々。

コスパ、タイパ、ハックみたいなものを探そうとする人たちと言い換えてもいいかもしれません。

私はベストは「質が高い練習をたくさんやる」だと思っています。

でも先ほどのコスパタイパ重視の人は「練習時間が少なくて済むような質の高い練習法」を探そうとして、いつまで経っても練習を始めません。

量と質、どっちか選べと言われたらどっちが先ですか?と問われたら、私は「量が先」と答えます。

なぜかというと、(始めてもいないのに)質と量どっちが先かで悩むようなタイプの人は、絶対始めないからです。

質より量っしょー!という人のほうが、動き出すのが早そうなのは容易に想像がつくかと思います。(見当違いの方向に量を積み上げちゃう可能性はあるけれど笑)

それでも「量質転化の法則」を考えるとやはり量が先です。(ググるかGPTに聞いてみて)

コートでいちばん嫌われるのが「教え魔」ですが、その次に嫌われるのは「頭デッカチおじさん」で、これまで私が見聞きしてきた人達を分析すると、「量より質タイプ」の人はこの「口だけは達者頭デッカチおじさん」になりがちです。
#頭デッカチおじさんから
#口だけは達者頭デッカチおじさんになった

いろんなことを総合するとやはりまずは「量をこなす」から始めてほしいです。

勇気をくれるロッド・レーバー

最後にレーバーがいくつか一般愛好家に向けた言葉を残してくれているので一部ご紹介します。

私は20年以上もテニスをやり続けているが、1969年の時でさえテニスの修行中であった。

私の場合は2万2000時間では済まないと思う。
きっと、まだまだコートの人生が続くと思うし、続けたいと思う。

最初の100万回のストロークは、時には辛い時もあったが、とにかくそれが楽しいものだった。
その「楽しい」ということがテニスの全てであり、たとえ私のようにそれで生きている場合でもそうなのだ。

レーバーの言葉から何かを感じましたか。
ではまた。

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