50年前の名著が現代のパデルやテニスに通じる? -『ダブルスの戦法』から学ぶ勝利のダブルス思考-

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久しぶりにこの「ダブルスの戦法(ウイリアム・F.タルバート ブルース・S.オールド著) 」を手に取ったので中身をチラチラ見ていたら案の定引き込まれてしまいました。

この本は1970年代に書かれたテニス界では名著中の名著で、20代後半に初めて読んだとき私から鳥肌とひきつった笑顔を引き出してくれた一冊でもあります。
#それぐらい度肝抜かれた

もうAmazonでも売ってないみたいなので飲食しながら読むのは止めようと思います笑

ほんのチラ見なのに興奮した部分を一部抜粋してお届けします。

50年以上前のテニスの本なのに、2025年のパデルに活かせる言葉が溢れていました。

理想のペアとは

以下の言葉はドン・バッジの言葉で、ドン・バッジとは以下のような選手です。

ドン・バッジ(Don Budge)は、アメリカの伝説的なテニス選手で、1938年に男子史上初の年間グランドスラムを達成したことで知られる。
彼は1930年代後半に活躍し、全米、全英、全仏、全豪オープンの4大会を同一年に制覇し、当時最強のプレーヤーと称された。
力強いバックハンドと高い戦術眼を武器にし、特に芝のコートでの安定したプレーが特徴だった。
アマチュア時代には多くのタイトルを獲得した後、プロ転向後も活躍し、プロツアーでの成功も収めた。
第二次世界大戦中は軍に所属し、一時競技から離れるも、復帰後も競争力を維持した。
彼の功績はテニス界に大きな影響を与え、国際テニス殿堂にも選ばれている。
バッジのプレースタイルと業績は後のプレーヤーにも多大な影響を与え、歴史に名を刻んだ。

「男子史上初の年間グランドスラムを達成した」素晴らしい選手で、現代で言うとジョコビッチのような選手です。

では彼のダブルスに関する金言をどうぞ。

まずジョージ・ロットやジョン・ブロムウィッチのような“名人”と呼ばれるプレー・メーカーが必要。

彼等は相手に弱い返球をさせるためあるいは、陣型に空きを作らせるためにありとあらゆる考え方、理論、コート内での駆け引き,バリエーション豊富なストローク、功妙さ、あらゆる回転、戦術、騙し、じわじわいじめる方法、予測、計画的な戦略などを利用しました。

理想のダブルスチームをつくるには、この名人達が作り出したあらゆるチャンスを最高に利用でき、しかも攻撃に幅のあるパワー・プレーヤーがパートナーとして必要です。

ドン・バッジやジャック・クレーマーはまさにこのプレースタイルを体現していたプレーヤーです。
強烈な攻撃力と精密なショットコントロールに加え、確実なプレーも兼ね備えた相手を圧倒するダブルスの名手です。

テニスプレーヤーの名前を出さなければ、パデルのことを言っているようにしか聞こえないのではないでしょうか。

プレーメーカーはデュースサイド(フォアサイド)のプレーヤーを指し、パワープレーヤーはアドバンテージサイド(バックサイド)のプレーヤーのことを言ってるように聞こえるのは私だけではないと思います。

完璧なダブルスプレーヤーとは

まずプレーヤーがあらゆる基本的なショットを持っていること。

この内の2、3のショットに特に優れたものを持っていることは言うまでもなく大切なことです。

サービスエースをごく稀にしか取ろうとしないということも大切で、常にファーストサービスをどんなことがあっても入れようと精神を集中しなければなりません。

ボレーはいつもセンターに深く打って、アレー(ダブルスのサイド・ラインとシングルスのサイド・ラインとの間の細長い地域)には大きな“空き”がある時だけ打つのです。

しかしこのときでも自分の行為を反省するほどでなければいけません。

しかしながら深いボレーが理屈に合わないときがあります。
すなわち4人のプレーヤーがネットについている場合です。
このときには短いあるいは低いショットを相手の足元に打って決められるようなボールが返ってくるまでラリーを続けるのが当然です。

プレーヤーは攻撃的なプレーも防御的なプレーもできないと駄目です。

またプレーヤーは試合中励ましの言葉をパートナーに与えられるような性格でないといけません。
私の場合試合中何も励ましてくれないようなパートナーと組むことは最悪です。

たいていの試合において、試合運びがうまくいかないときが必ずあるものです。
こんなときパートナーとまじめに相談できると、たいていきり抜けることができるものです。

最高。

本当に最高。

上記の言葉は本当に本当に大好物です。

目の中に入れたいくらい最高だし、頬にすりすりしたいくらい愛おしいし、丸めて口の中に入れて食べたいくらいです。
#どんな感情?
#目に入れたら見れないし
#食べてももう見れない

ダブルスをする上での余計な言葉が一つもない。
この言葉を体現しようと努力すれば自ずと実力が上がっていくのは間違いない。

どこか一つ抜粋して解説したかったけど、そんなの要らないくらい的確な言葉で語られています。

パデル上手になりたい方は是非今回のドン・バッジの言葉を忘れないように背中に彫ってから練習に励んでください。
#背中だと見れない

もちろんテニスでダブルスをプレーされてる方は、よりこれらを意識してプレーしてみてください。

技術は変わらずとも考え方が変わると上達するということは30年近く指導者をしてきた私が保証します。

意識してやってみて、変化があったらコメントください。

ではまた!

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