羽生さんの本はこれが4冊目になりますが、今回もたくさん良い影響をもらいました。
「勝負の世界」の「チャンピオン」はどんなことを考え、どんなことを大事にしているか。
これを知ることはジャンルは違えど勝負の世界に身を置いている者として欠かすことができません。
今日はこの本の中の共感した部分について書きつつ、後半は私がよく言われる言葉について書きたいと思います。
「続けられる」は才能
羽生さんは継続(すること)と才能について以下のように述べています。
10年20年と一つの物事をずっと長く続けること、継続することがいちばんの才能。
難しい場面に直面したときに、何時間も考え続けることができる、あるいは同じスタンスで将棋に取り組んでいける人のほうが、結果として上に上がっていく。
地道に、着実に、一歩一歩進み続けることができるということがいちばん大切なことであり、何よりの才能。
モチベーションを維持したり、物事に流されず変わらない情熱をずっと持ち続けることは簡単なことではない。
私はモチベーションという言葉があまり好きではないのですが、それはなぜかというと何かに取り組む際にこのモチベーションに左右されてしまい、頑張ったり頑張らなかったりして努力がまだら模様になってしまい、綺麗に仕上がらない気がするからです。
また本当にやりたいことであればそもそもモチベーションなんてものは意識しないと思うからです。
「やりたい」と思うことにモチベーションなんて要らないですよね?
調子が良くても切り上げる
とはいえ一般的にはモチベーションがあれば練習に身が入り、そうでなければだらだら練習したりそもそも練習に行かなかったりということも出てきてしまいます。
何とかモチベーションを保ってコンスタントに練習したいという人におすすめの方法をご紹介します。
これはイチロー選手がやっていた方法で、イチローは練習時にどんなに調子が良くても規定の練習時間通りに練習を終えていたそうです。
それはなぜかというと(怪我のリスクも考慮していたとは思いますが)、
「明日もまたバットを振りたい(練習したい)」
という気持ちが残せるからだそうです。
これと似たような話で卓球の金メダリストの水谷選手は、
「オールアウト(※)」は意識しない。
オールアウトしてしまったら次の日練習できなくなるか、できたとしても前日より練習の質が下がってしまうから。
(※オールアウトとは、スポーツやトレーニングの世界でよく言われ、全力を出すことで身体に負荷をかけ(身体)能力を向上させようとする手法)
と言っています。
このさじ加減を間違えると強度が低過ぎて意味のない練習になってしまいますが、自らを振り返ってみて練習したりしなかったり試合に出たり出なかったりと、バランスが極端になってしまう人はこういったことを意識してもいいかもしれません。
せっかくパデルコートに来たからと3時間も4時間もやるというのは、再考の余地があるかもしれません。(日本のパデル界の現状では仕方ないとも思いますが・・)
盤上もコート上も同じ
(駒を指す)指先にその人の考え方や発想が全て現れる。
私もこれは完全に同意で、パデルコートの上でもラケット(で打つボール)にその人の考え方や発想が全て現れると思っています。
これは忘れないように背中にタトゥーとして彫りたいくらい大切な言葉です。
#背中に彫ったら見れない
羞恥心<知識欲
なぜ私がこれほどまでに将棋に惹かれたかというと、一つは、勝負の結果がはっきり出ること。
もう一つはいくらやっても将棋のコツが掴めなかったから。
そこに魅力を感じた。
いまだにそれは変わらず、だからずっと夢中になっているのかもしれない。
この感覚もとってもよく分かります。
パデルやテニスには引き分けがありません。
必ず勝ち負けが決まります。
またパデルもテニスも(パデルは特に)最初はまったくコツが掴めなかった。
ようやく最近になって「ここはこれでほぼ間違いないな」「だいたいこんな感じだな」というものは見えてきましたが、一方でやればやるほど、レベルが上がれば上がるほどまた新たな疑問点が出てきます。
パデル始めて2、3年くらいの時がいちばんパデルを理解していた(ナメていた)かもしれません笑
「はいはい、パデルってこんな感じね、はいはいもう全部わかりました」
こんな感じで捉えていました。(過去の自分に往復ビンタしてやりたい)
前より見えるようになった部分は多くなりましたが、一方今でも「こういう時はどうするのが正解なんだ?」という部分はたくさんあります。
当然私も知らないことはたくさんあります。
というか知らないことのほうが多いかもしれません。(パデルの深さがどれくらい深いかわからないので知りようがないけど)
だけれどもよく私は「庄山コーチでも分からないことがあるんですね」とか、「庄山コーチもミスするんですね」といった、嬉しいようなハードル上げられ過ぎてて悲鳴上げたくなるようなお言葉を時々いただきます。
自分ではパデルに関して分からないことがまだたくさんあると思っているからそれを知るための努力は惜しみませんし、そのためなら恥ずかしさより知識欲が勝り、結果KY行動が表出します。(また近い将来アルゼンチン行く)
だって知りたいんだもん。
#だもん
そうそう、先月ジャカルタで開催されたAPPT(アジア地域で開催されているプロツアー)でそのKY行動発動させてきました。
時間に余裕がある方はこちらの試合を先にご覧になっていただきたいのですが、
この試合は現地で1セット目の後半から試合終了まで見ていました。
2セット目の中盤から後半にかけて気になったことがあり、勝ったペアのほうのBernils選手(サウスポー。この大会で優勝)に試合直後に質問をぶつけてみました。(シャワーも着替えもクールダウンもさせる前に笑)
このとき彼からもらった回答からは新たな視点をもらったし、やはりパデルで大事な部分ってそれなんだなという思いが増しました。
こういったパデル(やテニス)の知らなかったことを知れたり、「知りたいと思うことがなくならない」というところが私を夢中にさせているのかもしれません。
この「知らなかったことを知ったとき」「分からなかったことが分かったとき」の高揚感は私に言わせると麻薬で、このクスリは身体が思うように動かなくなっても得られるものなので、おそらく死ぬまで求め続けるような気がしています。
#このクスリ漬けで死ねたら最高
一緒にこのクスリ中毒になってくれる人いないかなぁ。
ではまた。
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普段私が使用しているインソール↓
このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で5年目になりますが、日を追うごとに安心感が増しています。
他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)
簡単に説明すると、足(裏)を正常に機能させるには足のドームが作られていることが重要で、そのためには3つのアーチ(横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチ)がつながっている必要があって、立方骨を支えるとイイ感じになるそうです。
#最後が雑
よくある「土踏まずのサポート」がメインのインソールだと、内側アーチのみが作られ、それだと「安定はするけど動きにくい」となり、BMZさんのインソールを使うとこの「安定性と運動性」の両方を得ることができます。詳しくはこちら→BMZ
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