「結局(身体の)反応でしょ」
「結局身体(能力)でしょ」
パデルに限らず人生の中でスポーツをあまりしてこなかった人、あるいはスポーツに(真剣に)向き合ったことがない人というのは、往々にしてこの一言で「スポーツ」というものを括ることがあります。
イチロー選手は「(ボール球にも)身体が勝手に反応してしまう」という言葉を残しています。
イチロー選手くらい突き詰めていけばこの言葉も的を得ていると思うのですが、スポーツと真剣に向き合っている人に対してスポーツは「頑張ってなんとかなるもんじゃない」「努力したって無駄」とも取れるような発言をする人というのは、 突き詰めて突き詰めて一周回ってこのような単純化した言葉に戻って来たわけではなく、ごく浅い意味で言っているであろうことは容易に想像が出来ます。
少なくとも自分ではそれなりにスポーツに真剣に向き合ってきたつもりの私としては、当然のことながらこういった発言に困惑すると同時に、スポーツの価値、スポーツをしている人の価値をもっと高めたいと強く思わされます。
自分の身体を意のままに操ることの難しさ、パデルやテニスであればそれに加えてラケットという物体を意のままに操る難しさ。
その動きが自然と出せるようになるまでに反復練習で費やした時間。
その技術を使って相手や見ている人をも唸らせる戦術を、自然と繰り出すまでに昇華させた頭脳。
そしてその練習が必要だと感じる洞察力、その練習に時間とエネルギーを注ぐと決める決断力。
出場しなければ「勝ち負け」という判断を下されずに済むのに試合に出る勇気。
こういった背景を知って人のプレーやプロの試合を見るのと、ただ見るのとでは月並みな表現ですが感動がまったく違います。
上手な選手のプレーを見て、「すごーい」の一言で終わらせてしまうような人ではなく、思わず感動して涙してしまう人を一人でも増やしていきたいと思います。
【追伸】
当アカデミーではレッスンや選手クラス以外にも、
●トーナメント帯同(ベンチコーチ)
●コーチング・パデル顧問
●出張レッスン
●パデルカルテ作成
●指導者養成講座
を提供しています。
詳しくは当アカデミーのHPをご覧ください。
》JAPAN PADEL ACADEMY
マッサージガンを探している方、リカバリーに興味がある方はこちらの記事が参考になるかと思います。
コメント