「ほんとにそれで強くなるのね?ほんとだね?」という確認と、世のテニスコーチやパデルコーチが言いたくても言えないことを代弁してみた

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けっこう前に書いたのですが投稿するのを忘れていました。
当時色々思うことがあったようです笑


ここ10日間ぐらいで立て続けに似たような事象(会話)がありました。

これは何かのサインだと思ったので思いつくままに殴り書きたいと思います。
途中気分を害する部分もあるかもしれませんが本当に思っていることなので書いちゃうと思います。

信じ切ってエフォートを突っ込めるか

今日私が言いたいことは骨格筋評論家のバズーカ岡田さんがビシッと言ってくれているのでまずは結論から。

「身体を鍛えたいとは思っているんだけど(トレーニングに関する情報や方法があり過ぎて)結局何が大事なのか分からない」という質問に対して、岡田さんは以下のように答えています。

(より確かそうであるという精査をした上で)“これが正しい”と思ったものを信じ切り、余計な不安を抱えずにそこ(自分がこれが正しいと思ったもの)にエフォートを突っ込むという状況を作るのが、効果を出すためには大事。

これ、トレーニングやスポーツに限らず何かを積み上げ(作り上げ)ていく際の正解だと思います。

私の場合でいうと、テニス時代にテニスを教わった(最も影響を受けた)指導者は1人で、パデルでは2人(Maxi &Nico)です。

初めてスペインに行ったのが2016年で、行くたびにSNSで発信をしていましたが発信しているとスペイン国内外の色々なパデル関係者から連絡が来ました。
「うちのラケットに興味ないか」「俺のアカデミーに来ないか」「日本で働けないか」、こんな感じの内容のメッセージがその後2、3年は定期的に届いていました。

当時はまだ日本人がパデルをしてること自体が珍しかったし、日本人がパデルをしにスペインに来ていること自体が物珍しかった時代だったと思います。
#当時クラブでよくジロジロ見られてた記憶がある

向こうからしたら色々“チャンス”と感じたのだと思いますし、私としても色々な指導者から学べるチャンス(誘惑)だとも思いました。

実際その“誘惑”に負けそうになったときもありましたが何とか耐え、結果的に冒頭の岡田さんの言葉の「これが正しいと思ったものを信じ切りそこにエフォートを突っ込む」という状況まで持っていくことができました。
#改めてMaxiとNicoありがとう

おもしろいことに、そうなって(そう決めて)からは海外の指導者から連絡が来ることはほぼなくなりました。(それ以外の連絡はまだ一定数来ます)

もちろん他の良いコーチの著書やコラム、動画などは参考に見たり読んだりすることはありますが、「オンコートでパデルを学ぶ」は今のところこの二人と決めています。

支柱は1本でいい

先日ある方から相談を受け以下のようなやり取りをしました。

そしてあさがおについてちょっと調べてみたところ、添え木は1本ではなく3本が基本だそうです笑
#比喩ですのでご容赦ください笑

「でも」「けど」「だって」

ここからは多くの現役コーチの心の声を代表してお伝えします。

テニスコーチパデルコーチというのは基本的にはサービス業ですので、生徒さんが気分を害する言動は基本避けます。
なので今日は私が多くのコーチの心の声を代弁したいと思います。

それはどんな声かというと、

アドバイスした直後に「でも」「けど」「だって」から反論してくる人超しんどいんですけどー!

です笑

仮に貴方がそうだとして言いたいことはよく分かりますし、最後まで聞いてみたら実は反論じゃなかったという引っ掛け問題もあるから注意は必要です。

だとしてもこれは言わせてください、「四の五の言わずに一旦コーチのアドバイス通りやってみー!!」と。

で、どうしてもダメだったら「そのときまた考えればいいじゃーん!!」
#一旦始めたら最低3ヶ月は続けてみてほしい

絵本作家の西野亮廣さんもこう言ってます。

これはパデル(やテニス)を始めてからまだ日が浅い人なら尚更です。
守破離の「守」の段階の人は指導されていることを完コピするくらいの勢いでやってほしい。
#もちろんちゃんと選んでから

「ワンイシュー」「極論」はコート上でもウケがいい

政治の世界にワンイシュー戦法というのがあります。
有名なのは小泉元総理のあれです。

ワンイシューというのは聞き手にぶれない姿勢で語っているという力強い印象を聞き手に与え、主張が伝わりやすく納得を得やすいという効果があるそうです。

これはコート上でも効果を発揮します。

占いの館に行って、宜保愛子さんに「これさえしておけば未来永劫大丈夫」とか、細木数子さんに「そんなことしてたら地獄に落ちる」とか言われたら心に刺さりますよね。

それと一緒でコーチに「これさえしておけば絶対強くなる」とか、「そんなことしてたら絶対強くならない」とか言われたら素直に言うこと聞きたくなっちゃいますよね、その気持ち分かります。
#それを利用しているコーチもいる

でもこれまでの人生を振り返ってみてほしいのですが、「これだけやっておけば大丈夫」なんてものありました?

テニスでもパデルでもいいのですが、「絶対こうしたほうがいい」というアドバイスだけをし続けてチャンピオンになったという人を知ってたら連絡ください。
#そのアドバイスをもらって私もチャンピオンになります

もう一段ツッコむとするなら、「絶対こうしたほうがいい」とアドバイスしたコーチはなぜそれを自分で実践しないのでしょうか。

「絶対強くなる」なら自分のものだけにしておけばいいし、百歩譲って人に教えるとしたら3000万円くらいの値をつけてもいいはず。

だって絶対強くなるわけですから。

強くなってチャンピオンになれば賞金やスポンサー料ですぐ支払えますから、私だったら3000万円支払います。

でもそんなものは存在しないと思っているから私は自分で調べたり日本の真裏に足を運んだりしています。

言葉を選ばずに言うと、「そこまで強くない人の言う絶対強くなるアドバイス」をなぜ信用できるのかが分からない。
#絶対強くなるそのアドバイスを知っているその人はなんで強くなっていないの?

ダイエット目的でパーソナルトレーニングをお願いしたら、ぷにぷにのトレーナーが来て「これさえやれば痩せますよ」って言われたらどう思いますか。

ちょっと冷静になればわかる簡単なことなのですが、コートの上に立つと理性が吹っ飛んでしまう人が少なくないことにやや戸惑いを感じます。

目的が違う

「強くなる」という目的があるのなら、強くなるために取り入れるもの(アドバイス)の選別には慎重になったほうがいいのにと思うのですが、意外とそういった方は少数派です。
#健康体になりたいのに
#手当たり次第なんでも食べちゃう人みたい
#選べない環境の人は別

でもなぜこの現象が起こるのか最近分かってきました。

強くなるという目的はあるにはあるのですが、“本当の目的”は強くなった後の「認めてもらえる」「かまってもらえる」「ほめてもらえる」「マウント取れる」「ドヤれる」などなんだなということが。

これとはちょっと違うタイプですが、「頑張りたい」「一生懸命になりたい」「自分を(身体的・精神的)追い込みたい」というタイプもいます。

為末大さんは「(練習で)苦しい思いをすることと、技能が向上することは必ずしも相関しない」と言っています。

勘違いしてもらいたいくないので一応お伝えしておくと、「ほめてもらいたい」とか「頑張りたい」ということ自体はまったく否定しませんし、私にもそういった気持ちはいまだに少なからずあります。

ただ私にとってのそれは「後からついてくるもの」であって、意図的に獲得したいものではありません。

指導していて難しいなと感じるのは表の目的が「強くなりたい」で、裏の目的が「頑張りたい」というタイプの人。

「強くなりたいから頑張る」
「頑張っていたら強くなった」

この二つは似ているようで全然違います。
後者は仮に上手にならなかったとしてもいいわけです。
だって「頑張ること」そのものが目的なわけですから。
#伝わってますかね?

前者は頑張っても頑張らなくても「強くなれれば」いいわけで、そのための方法を(頑張る前に)しっかり吟味します。

強くなる人の特徴

最後に強くなっていく多くの人に共通する特徴をお伝えします。

それは「判断を間違えない」ということです。

例えばジュニアを例にとると、

・お父さんのアドバイスを取り入れるか、お母さんのアドバイスを取り入れるか

・部活に入るか、クラブに入るか

・Aクラブに入るか、Bクラブに入るか

・C高校に入るか、D高校に入るか

・Eコーチに習うか、Fコーチに習うか

・独学で行くか、コーチに習うか

・国内で練習するか、海外で練習するか

・攻撃的な選手を目指すか、守備的な選手を目指すか

大人の方でも似たような判断を迫られることがあるかと思います。

テニス時代の「大成した選手」「早熟だった選手」「練習量が同じなのに強く(弱く)なる選手」などをこういった視点で見てみると、確かに影響は大きいように感じます。

実際私は「小さい頃にコーチに(正しい)グリップに矯正されなかったことで伸び悩んだ選手」、「新しいコーチに極端な(厚い)グリップに変えさせられ勝てなくなった選手」を見たことがあります。

知識も経験も少ない分野でこのような判断をするのはかなり難易度が高いとは思いますが、こればかりは自分で決めるしかありません。

ただ、今は1億総発信者時代ですからその人の発信を見ていればある程度は見当がつくと思います。

そして実績も言葉も大切だけど、やはり実地能力がいちばんわかりやすいのではないかと思います。

いつかこの3つを兼ね備えたパーフェクトコーチになれたら最高だな。

ではまた。

↓普段私が使用しているインソール↓

このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で5年目になりますが、日を追うごとに安心感が増しています。

他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)

簡単に説明すると、足(裏)を正常に機能させるには足のドームが作られていることが重要で、そのためには3つのアーチ(横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチ)がつながっている必要があって、立方骨を支えるとイイ感じになるそうです。
#最後が雑

よくある「土踏まずのサポート」がメインのインソールだと、内側アーチのみが作られ、それだと「安定はするけど動きにくい」となり、BMZさんのインソールを使うとこの「安定性と運動性」の両方を得ることができます。詳しくはこちら→BMZ

↓サンダルもあります↓

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