今回の記事は7年前に書いた記事です。
「もうしばらくはまだ二足の草鞋を履きたい」と言ってはや7年。
あともう少し二足の草鞋を履きたいと思います笑
スペインに来て痛感したこと
去年来たときも言われていたことですが、maxiにはことある毎に「Dai、Intensity!」と言われます。
この言葉には「そんなに優しく打たず、もっと強く打て!」というニュアンスもありますし、「プレー全体で醸し出す雰囲気をintensityにしなさい」というのも込められていて、 これと似たような意味で「Dai、お前は“コーチ”なのか“選手”なのかどっちだ?もし選手ならそのプレーではダメだ」とも言われました。
テニスコーチとしてプレーしてきた時間(20年)が、テニス選手(9年)としてプレーしていた時間をだいぶ追い越してしまったので、「相手に合わせる」「受け身」「ちょうど良く加減する」といったプレーが無意識に染み付いていました。
というより正確にはスペインに来たことでこういったことに気づいたのですが。
ボールに込める意図
「選手」としてボールを打つことと、「指導者」としてボールを打つことは、ボールに込める意図がかなり違います。
例えば野球の「ピッチャー」が投げるボールと、「バッティングピッチャー」が投げるボールは明らかに意図が違いますよね。
ピッチャーは打者を「抑えるため」に投げます。
ですがバッティングピッチャーは、「打者を気持ち良くさせるため」に投げます。
これは良い悪いの問題ではなく、それぞれに求められるピッチングが違うということです。
相手バッターにポンポン打たれてしまうピッチャー
自チームのバッターが調子を落としてしまうほど素晴らしいピッチングをするバッティングピッチャー
これはどちらもその立場で求められるものと違うピッチングをしています。
ケースバイケースですが、パデル(やテニス)の指導者に求められるのは、多くの場合選手(や生徒)が「ノッてくる」よう打つことです。
ですがパデル選手に求められるのは、相手が「諦める」ようボールを打つことです。
これは真逆に近い技術で、技術的にもそんな簡単ではないのはもちろん、それよりも「気持ちの持ち様」が全く違うので、個人的にはこの気持ちの部分のほうが難しい。
テニスの世界で言うところの「殺し屋」の部分です。
テニスのチャンピオンの多くがこういった精神的要素(※殺し屋がターゲットの息の根を止める部分)が強くなるうえで欠かせない、と語っていますが、これはパデルでも同様だと思います。
マザー・テレサの再来と言われるほど優しい私には特に難しい笑
テニスコーチを志す際に、「選手とコーチの二足の草鞋を履くのは大変だよ」と恩師に言われたことがあるのですが、その大変さのもう一つの意味が約20年振りに、しかもパデルを通して気づくことができ、ここまでのすべてのことを繋げてくれた恩師にもMaxiにも感謝です。
もうしばらくはまた二足の草鞋を履きたいと思っているので、自分の中の殺し屋とマザー・テレサのスイッチを上手に切り替えていきたいと思います。
↓普段私が使用しているインソール↓
このカーボンインソールを使用させていただいてから今年で5年目になりますが、日を追うごとに安心感が増しています。
他社のインソールからBMZさんのインソールに変えた直後は少し「物足りない」と感じるかもしれませんが、次第に安心感に変わるので是非一度試していただければと思います。(※物足りないと感じるのはBMZさんのインソールが土踏まずをサポートすることを第一に考えていないからです)
簡単に説明すると、足(裏)を正常に機能させるには足のドームが作られていることが重要で、そのためには3つのアーチ(横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチ)がつながっている必要があって、立方骨を支えるとイイ感じになるそうです。
#最後が雑
よくある「土踏まずのサポート」がメインのインソールだと、内側アーチのみが作られ、それだと「安定はするけど動きにくい」となり、BMZさんのインソールを使うとこの「安定性と運動性」の両方を得ることができます。詳しくはこちら→BMZ
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